しげのガレージライフ
VJ21A、VJ22Aの腰上オーバーホールしたことがある方ならば経験あるでしょうが、シリンダーを組み込む時には必ず排気デバイスのワイヤー調整をしなければなりません。 構造上の問題で、どうしようもないのですが、NSRやVJ23Aは都度ワイヤー調整する必要がありません。 VJ21A、VJ22Aは、排気バルブをバラさなければワイヤー固定のステーを外すことが出来ませんが、23AやNSRはバルブをバラさなくてもステーをワイヤーごと外すことが出来ます。 しかし、VJ21Aや22Aも小加工でそのような横着が出来るようになります。 他車種に比べると、ちょっとワイヤーに負担がかかったり、作業性は悪いですが、頻繁にシリンダーを外す方にはお勧めかもしれません。 これが標準のワイヤーステー。 バルブ用のシャフト穴が小さいため、シャフトをシリンダーに残した状態では外れません。 そこで、 その穴をルータで削り、穴を大きくします。 左が加工済み、右が加工前です。 穴が大きくなっているのがお分かりでしょうか。 このとおり、シャフトが簡単に通ります。 排気バルブを組むときに、矢印部分に2tのスペーサ(ワイヤーステーの厚み分)を入れるのを忘れないように。 このような状態(ワイヤーステーにプーリーとワイヤーを付けたまま)で組み込むことが出来ます。 これで、ワイヤーを外さなくてもバルブプーリーを外せますので、都度ワイヤー調整する必要がなくなります。 注:21Aの場合、このステーを止めるネジを22A用のものと同じように皿タイプに変える必要があります。